ドミニオン日本選手権2日目レポ

前日のドミニオン日本選手権1日目はこちら

1日目、午後の部を4位で通過し、なんとか二日目に駒を進めました。

しかし、この1ヶ月木ドミに行って感じたこと…。
錬金術以降のカード知識の差がやべえ!!

家で毎日ドミニオンをしていたような僕らなので、
(24時間耐久50戦とかしたりした。)
総プレイ回数だけなら太刀打ちできるかもしれないけど、
ドミニオンは情報・知識戦の要素が強い。

このままじゃ無様な結果に終わるだけ!

ということで、一日目、残念ながら敗退し、
決勝進出を逃した本当は強い木ドミの猛者、
てっぺ○さん(本人の名誉のため、伏字にしときます)を拉致。

立川勢と共に立川に戻り、二日目のための準備を始めました。

急な拉致りに対し、嫌がることもなく、
懇切丁寧に講義してくれたてっぺい先生にマジで感謝。

さて、この時のてっぺい先生講座の教えをおさらい。


■陰謀10対策
1.おそらく詐欺師か拷問人が入る。
拷問人が入る場合には、クソゲーになるから
「+アクション」がない可能性が高い。

2.偵察員+ハーレムor貴族、大広間は入る公算が高い。

3.仮面舞踏会は狙って特定の人に属州を回すことも
できてしまうため、高確率で入ってこない。


錬金術対策
1.使われるカードは
薬師・錬金術士・薬草商・ゴーレム・弟子
の可能性が高い。
ブドウ園も入ってくるかも。

2.下手な錬金より、鍛冶屋+弟子の方が早い。


■繁栄対策
1.望楼はとっても強い。
buyがあれば、村と鍛冶屋を買ってデッキの上に置くという
プレイが可能。買っといて損がない。

2.投機がとっても強い。
ただし、借金を使うと投機が流れる可能性がるので、
投機を入れるときは借金注意。

3.ならず者は強すぎるから入ってこない。

4.銀行がとっても強い。大市場も強い。

5.宮廷も強すぎるから入ってこない。


以上の講義と何回かの実践プレイをして、
翌日に備え3:00には就寝。
決戦の地に向かいました。


第一回戦

執事 共謀者 大広間 偵察員 銅細工師 公爵 拷問人 改良 貢物 ハーレム


あれ?
僕、こんな組み合わせ見たことあるよ?
てっぺい師匠の直前対策講座、完全的中!
やったー!!

でも、まさかの1日目スタートも3人卓。
さらに目の前にはミツヤさんがいるよ?
やだー!

ミツヤさんとの3人卓とか嫌すぎるスタート。
でも大丈夫。僕にはてっぺい先生がついている。

個人的に執事が好きなので、まずは執事をとって
いらないカードを廃棄しつつ、まず改良に手を伸ばすこと。
改良・大広間があるので、共謀者は発動しやすいから、
共謀者は余裕があれば2〜3枚は入れる。
後半は5金域で取ったものを改良でハーレムに変えつつ、
偵察員でハーレムと大広間で引っ張ってこれれば上出来。
と考える。

正直、この時の改良を撃つタイミングの良さには
かなりの自信がある! 改良撃つ順番をしっかり考えて、
的確なカードを切っていけてたと思うよ!

ただ、隣の人に貢物取られたのが痛かった。やめてー。

最終的に僕が大広間で金を引き、それが8金に届いたお陰で1位。
(その時点で10金に届いたけども)
でも、42点・41点・41点で1位。
こえええええええええええええええ!!
辛勝でした。


2回戦

堀 民兵 金貸し 祝宴 議事堂 大使 密輸人 引揚水夫 隊商 バザー


3人卓で獲得点数が高かったためか、1番卓に。
ニトロ勢とか前日午前予選1位の山田さんとかに囲まれたよ。
ヤダー(^q^)

見た感じ、大使がめんどくさい場。
大使で呪い撒きたいとか一瞬考えたけど一瞬だけでやめとく。

1番手で2−5スタート。
大使とか民兵とかめんどくさいからヤダー!
と思ったので、2金で堀を購入…。

もう、わかるよね^^

みんな大使や民兵を避け、
初手で金貸しや引揚水夫から議事堂を買い、
一人圧縮が全く出来てなかった僕が負け
(^q^)ア-

この大会の中で一番どうしようもないプレイングすぎて
悔しがることもできない形。ほんとダメダメだった。



3回戦

宰相 役人 鍛冶屋 泥棒 市場 ブドウ園 薬草商 錬金術士 ゴーレム 弟子


一度ビリになっても決勝進出の目はある。
がんばろうと思って得点表を見る…。
あれ? retletとかいう外人さんと同じ点数だよ?
ダレコレー。

3回戦でれとさんと当たることに。
しかも何故か1回戦で戦ったはずのミツヤさんが同卓だよ。
ば、馬鹿なー(^q^)

何この場。

だけど僕としては、せっかくの大会のピリピリした場を
強い人と戦って楽しみたかったので、願ってもない機会だと思ったりしました。

そしてサプライは…
これ昨日、てっぺい師匠とやったよ!!

まじてっぺい師匠ぱねえっす。
4番手スタートだったので(多分)、
前日の練習通り、鍛冶屋からスタート。
鍛冶屋-弟子でのステロを目指す。

考えとしては、途中で入れておく5金域のカードは
全部弟子の燃料と考えて
とにかく早く属州を入れていく。

そして、その狙いはしっかり機能し、
早々に属州3枚を買うことができた。

れとさんは僕のシャッフルのせいで
3ターン目の引きが相当酷かったらしく、劣勢に。
れとさんのプレイ時間がはんぱなく長い。
番を待ってるミツヤさんが焦り始めるレベルで長い。
しかし、それは逆に、れとさんが焦っていること。
負けを感じ取っているということ。
一手一手を考えるれとさんから、果てしない緊張と焦りを感じる。

俺が…俺があのretletを焦らせている…!
相手は錬金。下手すると捲られる。
でも、このまま行ければ…勝てる!!
(敵役の負けフラグ)

そう思った時期が僕にもありました。

れとさんが泥棒を購入。
その時、れとさんとミツヤさんの間に、
ほのかな空気が流れた。

ミツヤさんも同ターンで泥棒を購入。

こいつら…! 結託しやがった…!
まずい…と思い、落とされる前に属州をもう1枚買おうと
決死の金落とし6ドローをするも
甲斐むなしく、
無残に僕の金貨を奪っていく泥棒たち。
そして、圧倒的な時間を使い、手を進めていく
れとれと!!

れとれとめ…ミツヤさんに…結託したように見せかけて…
こやつ…自分だけ…勝つつもり…!!
(そういうゲームです。)


ってなわけで、5点差で捲られて2位になってしまいました。
にしても緊張感高くて楽しい勝負だったー!
その反面悔しくてしょうがなかった…。

後で検討したけど、
とにかく錬金がデッキを完成させる前に終わらなければいけないし、
錬金はターン数が増えれば増えるほどブドウ園の点数を伸ばすので
属州弟子捨て→8ドロー→16金2buy→属州2枚買い(8点伸ばし)
で属州枯れを早める必要があったんだと判断。
実際1ターン終わりが早ければ
retletさんに抜かれてなかったわけで…。

錬金場を回数やっていればその発想に辿り着けただろうに、
完全に経験不足を後悔した一戦でした。



気持ちを切り替えて4回戦。

4回戦

村 金貸し 改築 研究所 冒険者 借金 司教 投機 大衆 大市場


投機に行きたいな。
と思いました。

ここでてっぺい師匠の有り難いお言葉を思い出す。
「投機を使うなら借金は邪魔するから使っちゃダメだよ」

銀-金貸しスタート。

これがいけなかった。
後から考えたら
どう考えても金貸し-借金か、
改築-借金ですね。
応用力が足りない(^o^)
借金途中で改築すればいいじゃーん!

ちなみに、同じくてっぺい講師の講義を受けた
みなせさんも借金取りませんでした。
ダメな生徒たちで先生ごめんなさい。


途中思うように金量が伸びず、
正直負けると思った。もう駄目だと思った。
気づいたら2位だった。

なんでだろう?
正直、無心の必死であんまり覚えてないけど、
多分改築のお陰。



5回戦

望楼 漁村 見張り 庭園 公使 男爵 幽霊船 都市 貴族 拡張


何故か同じ卓に、今日のゲームは終わったはずの
pitさんがいるよ。
なんでアンタここまで上がってきてんだよ!

しかも聞いてみたら持ち点13点。
僕より1点多いでやんの。どういうこったい。

現在僕は12点。1位で18点になったとしても、上の勝敗次第では
決勝進出できないというワンチャン。
だけど、最後までワンチャン勝負ができるなんて、
楽しいじゃないか!!
というわけでラストプレイ。

相手がpitさん・山田さん・ジョーバルさんとか
3番卓らしい強敵揃いである。

実は僕、
公使を使ったことがありません。

プロモカードは、プロモーションカードなので、
正式セットじゃないから使わないって文化だったのです。
そもそも公使持ってないw
でも、どう見ても公使は使った方がいい場だろうと思ったので、
公使は入れることに決める。

見張りで圧縮しつつ、
漁村を2-3枚入れ、公使や貴族で引っ張り
男爵で2buyにして望楼でウマーというのを画策。

漁村を山田さんが、都市有利になると知りつつ
枯らした結果、
その内山切れすることを想定して
都市を買い溜めしておいたジョーバルさんが
圧倒的なドロー力を持つことになり、
さらにいち早く拡張を入れていたため
1位に。

僕は2位に終わりました。
都市を2枚入れといて良かった…。


最終的に
1位-4位-2位-2位-2位の15点で総合9位でした。

とにかく2回戦の4位がねーお。
大使場とか、慣れておらず、そういう場にしたくないという甘えが
引き起こした結果ですね。

今回の大会の反省を活かし、
あらゆる場を経験した上で、
今後の大会に参加していきたいと思います。


優勝したre_neさんは本当におめでとうございます。
正直、re_neさんとretletさんが
初日や当日、危ない局面があった中でも、
最終的には決勝に行ってくれたお陰で、
ドミニオンは努力と気持ちが嘘をつかないゲームだということを
再認識できました。


そんで、
僕にドミニオンを教えてくれたケージさんとか、
木ドミ新参の僕に壁を作ることなく接してくれた木ドミの方々に
深くお礼を申し上げたいです。

悔しい結果でしたが、一桁台の順位で終われたのは
てっぺい先生や、れとさん他、木ドミの皆さんのお陰です。
今後、順位に恥じないよう、また、より高い順位に行けるよう、
もっともっとドミニオンを愛して行きたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

ひとまず皆さんお疲れ様でした!